(2023年10月1日Facebookより)
9/30午前中に設計させて頂いた札幌新琴似の惠弘寺で行われた、NPO法人「和・ハーモニー音楽療法研究会」と「未来&みきサークル」主催の音楽会にゲスト出演し、建築と音楽と障碍についてのお話と少しだけ演奏を披露致しました。
中山ヒサ子理事長率いるメンバーの方々による、音楽を介したコミュニケーションの場づくりが秀逸。このような雰囲気の場面を想像しながら設計させて頂いたので、皆様のご縁が広がることに、またそのような場所に立ち会えることにこの上ない喜びを感じました。
まさに「何でもあり」の足立隆厳惠弘寺住職の思いが少しずつ現実に…
午後は、以前も投稿いたしましたが、札幌宮の沢で工事が進行している室内楽ホール兼住宅の現場打ち合わせへ。
音楽をこよなく愛するご夫婦がオーナーで、既にお二人によって「クリークホール」と命名されています。
築40年以上の古い建物のリノベーションで、意味の再生という側面から音楽的空間に相応しい様相を呈しています。
今回は台形の新築のホール部分を古い建物に差し込むことによって生まれる振動と波動を、比較的分かりやすいかたちで言い留めることを意図しています。
音楽的言語で表現するならば、対位法もしくはソナタ形式の展開部の空間化がテーマです。
今後も定期的に再生の経過をアップしていきたいと思います。
お寺でアヴェ・マリア。
何でもありの惠弘寺ならではの風景です。
(Facebookでは動画です。)
建築の設計テーマと音楽の関係についてお話させて頂きました。
コンクリートブロック基礎部分が増築エリアです。
古い構造と新しい構造がそれぞれの役割を担っています。